自閉っ子育て大回転

トラとリュウの育児日記です。長男のトラはおそらく自閉症っぽいのです。

療育に通うまで 後編

定期検診では、気になるところがありますか?と聞かれて、言葉の発達が遅れていることを告げたり、行動に落ち着きがないことを告げたりしていた。2歳くらいまでの定期検診では、ちょっと遅れていますが、まだ気にするほどのことではないでしょうと言われていた。

2歳半くらいになった時からは、まず、市の相談員に対して遅れが気になると伝えた。結論としてこれは無駄な時間だったと思う。初めは、診断をしてくれるものだと思っていたし、診断できる人が来るのだと思っていたが、結果はいつも相談に乗っている人が改めて話を聞きに来ただけで、気になるなら病院に行った方がいいということを言われた。そりゃそうだろうと思った。そんな話ならその辺の人に聞けばわかる話だし、その後も市から何かあるわけではない。市の相談員はそれまでは、子供の発育について定期的に聞いてきていたが、なぜか病院に行った方がいいという話をした後は何も連絡はしてこない。おそらく触れたくないのだろうと勝手に思っている。

相談員の後は近くで臨床心理士のいる病院に行った。インターネットで検索するとこの病院では子供の言葉の遅れや多動などについて相談と支援を行っているらしく評判もいいらしい。予約もいっぱい入っているようで、初診に2ヶ月くらい待った。診断の結果はやはり気になる遅れがあるものの、よくなる可能性は十分にあるとのことだった。ただし、ここでも期待外れだったのが、自閉症かどうかの判断はここではしてもらえないということだった。この病院では方針としてそういう判断はしないらしい。白黒はっきりすることはないんだろうかと思いつつ、方針に従うしかなかった。現在もこの病院には通っていて療育のようなことをやってもらっている。

病院に2回通ったところで、市の療育センターにも連絡してみようということになった。理由としては病院での療育めいたことは病院も忙しいので回数を多く取れないからというのと、嫁さんがやっぱり他のところでも見てもらいたいと思ったからだった。病院に対しての不信感はあるわけではない。

市の療育センターでは、やはり2ヶ月くらい待たされてやっと診断してもらえた。その結果が出たのはつい最近。いろいろ遠回りしたが一番納得の行く結果がというかちゃんとした話が聞けたと思う。言語レベル、運動レベル、周りへの対応のレベルなんかを説明してもらい、今後療育センターで療育をして行くこととなる。現時点で月に何回とかの話は決まっていない。困っている人は沢山いるようで物事がなかなか進まないのが少し腹立たしい。その間にも長男は少しづつ成長して行ってはいるが、適切なことができているのかは不明だ。TVをシャットダウンした効果は一定量出ていると思う。

ただし、ここでも自閉症かどうかの判断は臨床心理士ではできず、判断してもらう先生には別途見てもらう必要があることが後からわかった。すぐに予約をしたが、診察までは現時点で4ヶ月待ちだ。なにぶん待たされる期間が長いのがもどかしい。

ちなみに、臨床心理士でも言うことが違う。長男の診断時の状況によるのだろうが、療育センターの臨床心理士自閉症かどうか医者に見てもらった方がいいと言い、病院の臨床心理士自閉症の診断は不要だと言っている。方針の違いもあるか。

ここまでがうちの長男が療育に通うまでの話。だいぶ省略しているところもあるが大体こんな感じです。