ロボットを使って自閉症の診断
海外のサイトから抜粋です。
Croatian Researchers Pioneer Use Of Robots To Diagnose Autism
クロアチアの研究者が自閉症の診断にロボットを用いているようです。研究に参加している子供はロボットを友達のように思って遊んでいる様子。このロボットは臨床心理士の代わりとなるためではなく、あくまでもアシストするために用いられます。
ロボットの表情は、人間の表情とは違ってそれほど複雑ではなく、目はいつも目の位置にあり、口はいつも口の位置にある。変化に対して敏感な自閉症の子供に対して優しいのかもしれません。文中では自閉症の子供を持つ親のコメントが紹介されていましたが、その子が初めてロボットと対面した時は画期的な瞬間だったと言っています。ロボットを見つけた子供は単純に座ってそのロボットを見たそうですが、それが自閉症の子供にとって難しい事なのは言うまでもありません。
中でもちょっと良いなと思ったのは、このロボットにはカメラ、マイク、スピーカーが装備されていて、子供の様子を録画や録音でき、つい見逃してしまいそうな事を記録できるというところ。子供が発する言葉やアイコンタクトの回数などを測る事ができれば、子供が日々どのように変わっていっているかを記録でき、些細な変化でも気づけるようになるかもしれない。