自閉っ子育て大回転

トラとリュウの育児日記です。長男のトラはおそらく自閉症っぽいのです。

療育に通うまで 前編

うちの子は生まれながらにして自傷がすごかった。赤ちゃんの肌って、ツルツルでピカピカなんだと思っていたんだけど、生まれて翌日には顔に傷ができるほど爪で引っ掻き翌日にはミトンを買いに行った。ミトンが手放せるようになったのは、1歳半くらいで指が自由に使えなかったことは成長に影響しそうだねーなんて嫁さんと話をしていた。ついでに言うと、アトピーとか乾燥肌とかもミックスで、3歳になった今でも耳のキワは今だに裂けていることが多い。

体はちょっと大きめだったけど、運動能力はちょっと遅れ目だった。歩き出したのは1歳半くらいで、歩き方は今でもぎこちないらしい。体が大きいと歩き出すの遅れるよとかって聞いたのであまり心配してなかった。はいはいはほとんどしてないし、寝返りは1歳くらいまであまりしなかった。公園に行っても遊具は怖がり、ブランコは最近やっと抱っこされながら乗ってるくらい。

言葉については1歳くらいから成長はなく、3歳になっても2語が出ない。これについては完全に親の自分達が悪いと思ってる。育て方間違ってた。長男は機嫌が悪いとすぐに自傷に走るので、機嫌を取るために、youtubeで動画を見せていた。長いときは2時間ほどそれでおとなしくしてくれたので、これはいいものを見つけたと思って見せていた。1歳ぐらいにはiPadのロック解除も自分でできるようになったので、ほっといたら勝手に動画をみていた。子供はずっとほったらかしにしていた訳ではなく、適度に話しかけていたと思うのだが、動画をただ眺めているというマイナス要素が大きすぎたのだと思う。あるときにこれではいけないと思い立って、動画だけではなく、ついでにTVも見せないようにした。うちでは現時点で3ヶ月ぐらいは子供の前でTVをつけていない。きっかけは1冊の本だった。これについては別の記事で書く。TVを消し、動画を見せなくなった効果はてきめんだった。それまでの約3年間で覚えた言葉より、TVを消してからの3ヶ月で発するようになった言葉の数の方が多い。

長男をとりまく環境は少しかわいそうな状況だったかもしれない。仕事の関係で近くに知り合いはほとんどいなく、ママ友と呼べる人もいなかった。そのため、長男は次男が生まれるまで、身近にいるのは父親と母親とたまに母方の家族だけで、他に同年代の子供がいなかった。社会性は全くなかった。嫁さんは積極的に他人と関わる人ではなく、子供が多くいるようなところに出向くのがおっくうに感じる人だった。2歳半ぐらいから、言葉の遅れが目立ったこともあり、リトミック教室のようなところに入って、他の子供と接する機会を作るようになった。長男は予想はしていたが、居心地の悪さからパニックになり、1ヶ月ほどはなかなか馴染めなかった。同じ教室に通う子供はうちの長男以外は普通に会話ができている。嫁さんは引け目を感じながらリトミック教室に行っていると思うと心苦しい。

後半に続く