自閉っ子育て大回転

トラとリュウの育児日記です。長男のトラはおそらく自閉症っぽいのです。

針を刺すような痛み

自閉症について嫁さんから聞いた話です。

ある自閉症の人はシャワーを浴びるだけで痛みが走り、シャワーをする時はみんなこんな苦痛を我慢しているのかと思っていたらしい。その人は痛みを受けるのが特殊な事だとはある時期まで気がつかなかった。

自閉症スペクトラムという言葉が改めて身にしみてくる内容だった。想像を超える事がおこっていてもおかしくはない。うちのトラはまだ診断がついていないが十分自閉症の可能性がある。トラは肌が弱く、空気が乾燥するこの時期は身体中が痒いらしく保湿クリームが欠かせない。でも、考え方を変えてみると肌が弱いのではなく、肌が受ける乾燥という刺激に対し脳が普通の人から見れば異常に反応をし、かゆみを覚えるという事なのかもしれない。結果的には同じかもしれないが理解をする上でその差は幾分かある。

言葉の遅れについても、普通の子供が日常的に覚えていくやり方がトラには通じないのかもしれない。1歳5ヶ月の次男が今月になってアンパンマンやチョウチョ等を言えるようになっていく中、トラはこれらの言葉を発する事は無い。行動を見ている限り、理解している感じはしている。療育センターでの検査によって、言葉を吸収する能力が低いという言われているが、この能力の低さとは「10回インプットすれば1つ覚える」というのではない気がしてきた。方法を間違えれば10回だろうが100回だろうがインプットが全くの無駄になり、いつまでたっても覚えないという事もあり得るのではないか。

そう思ったのも、針を刺すような痛みを感じる自閉症の人の話を聞いてから。

もやもやしながら日々試行錯誤中。