自閉っ子育て大回転

トラとリュウの育児日記です。長男のトラはおそらく自閉症っぽいのです。

ぼんやりとしか知らないこと

それは、療育の事。

12月某日、会社を休んで病院で行っている療育を初めて見学した。普段は嫁さんがトラを連れて参加していたのだが、訳あって次男のリュウと自分も傍にいさせてもらった。本当はトラが集中できるようにリュウはいない方がいい。

その病院には療育用の部屋が用意されており、あらかじめおもちゃなどが置かれている。ここに通うのは3回目なので嫁さんから話は聞いていたのだが、自分の目で見るとやはり少し印象が違った。部屋の中にはお勉強スペースがあり、トラは覚えているのか、部屋に入るとすぐにお勉強スペースのイスに座った。程なく先生が自作の知育おもちゃなどを取り出し、次々にトラがこなして行った。

ここでこの日に行なったのは簡単に言うとこれだけなのだが、先生の声掛け、正解への誘導、できた時の褒め方などは参考になった。トラがうまくできない時や飽きた時には一旦別の事にチャレンジさせたり、たまたま出来た正解をトラがそのあと何度もできるようにさせたり、先生には失礼かもしれないけど、上手いなと思った。

療育なんて家でやればいいじゃん、って心の中では密かに思ってたけれど、無理だと理解した。一つは療育の部屋を家庭に作るのが難しい。もう一つは親以外から療育をする機会が必要。部屋についてはいろいろ模様替えすれば出来なくはない。だけど、子供は親だけだとすぐに甘えが入ってしまうので、先生達からの指導があってこそ療育が成り立つと思う。

もちろん家での療育もどき(あえて)も行っていくし、それはそれで重要だと思っている。